パートで保育補助をしているこあらです。
保育補助の仕事は担任の先生の手がまわらない所を補助する仕事です。
私が、保育の現場で出会った「でしゃばり」な保育補助の先生。
本人はでしゃばりな行動とは思っていないので、周りから嫌がられているなとは思っていません。
仕事をするのにも、嫌われる立場には誰だってなりたくないですよね。
でももしかしたら、その行動がでしゃばりだと思われているかもしれません。
「でしゃばる」人の特徴とは。
保育においてのでしゃばり例を紹介していきます。
保育補助の仕事内容についてはこちらの記事に書いてありますのでご覧ください。
現在保育補助をしていて、保育補助がつらいと思われている方はこちらの記事
もくじ
保育補助とは?決して担任ではない
保育補助の仕事は、保育の補助であって担任とは違います。
そうだね。でも担任の先生と保育補助の先生では仕事の内容が全然違うんだよ。
担任は、朝早くから夜遅くまでフル稼働です。
家に帰っても週案や行事の事についてずっと考えているかもしれません。
家にも持ち帰りの仕事もたくさんあります。
園の子どもだけでなく、保護者との連絡も担任の先生がしています。
精神的負担が保育補助と比べてとても大きいのです。
一方、保育補助は担任の先生の保育の補助です。
歌舞伎でいう黒衣とか、裏方、脇役、バイプレーヤーなんです。
でしゃばってはいけない存在だと私は思っています。
だからと言って指示を待つだけでもいけないですし、とても臨機応変を求められる仕事です。
自分では気が付いていなくても、その行動がでしゃばりだと思われているかもしれません。
次の例を読んで、もし自分にあてはまることがあったら、行動をあらためましょうね。
「チームでしゃばり」のメンバーを紹介していきます。
例1:担任よりでしゃばる、おせっかい保育補助A
目立ちたい気持ちとか、担任より保育が出来る感を出したい気持ちがあるのか「どっちが担任?」という人がいます。
担任が若くて、保育補助が担任より年齢が上の時にありがちなパターンです。
例えば
ここに集まりましょう!
だめだめ!そこは狭すぎるからこっちに集まるよ!
まず、のりを持ってきましょう。
いやいや、ハサミからでしょう!
やめてください。子どもが迷います。
ここまででしゃばる人だと、子どもも担任をなめてしまい担任の言うことを聞かなくなるパターンも何人か見てきました。
それに、若い先生なら自分でやってみて反省をします。
そしてもっと詳しく週案を立てようとか、次はこうしよと自分で行動して気付き、反省をし次回へ活かすと言うチャンスをうばってしまうことになります。
私は、未来ある若い先生にはどんどんチャレンジして、反省をして魅力ある先生になっていってほしいです。
失敗の無いように、あなたは「してあげている」と思っているかもしれませんが大きな間違いです。
もし、心の中で「こうした方がいいのにな」と思う事があっても、言葉には出さず担任の指示されるように保育補助は動きます。出来ていますか?
もし、担任の先生が反省をしていて「どうしたらよかったんですかね」と、アドバイスを求めていたら「例えばこうしてみるとか?先輩先生に相談してみたらいいかもしれませんね」
などやわらかく伝えるのはいいと思います。
担任みたいに子ども達を指導したいなら、担任をした方が絶対に合っています!
転職してバリバリと担任に挑戦してみるのはどうでしょう。
以下のサイトでピッタリの求人を見つけてみてください。
例2:保護者にでしゃばる補助B
保育補助はあまり保護者と接点はないですが、園外や、園内でも個人的に保護者と出会う事もあるかもしれません。
「○○ちゃん、今日こんなことが出来てましたよ!」程度はいいと思います。
あいさつなど全く話さないのは逆に不自然な時もあると思います。
さらっと、「こんなことして楽しんでいましたよ」という報告程度は問題ないと思います。
でも、このような場合はどうでしょう
実際に保護者とのトラブルを起こしてしまった保育補助Bのケースがこちら
○○ちゃん全然座っていられませんね、ご飯の時もすぐ立つし、みんな座ってますよ。
情緒が安定しませんね、下の子ばかり可愛がりすぎなんじゃないですか?もっと上の子を可愛がってください。
保護者にこういうことをうっかり言ってしまう人がいるんです。
信じられないけどいるんです。
担任でもない先生から、信頼関係も気づけていない人から急に上記のようなことを言われた保護者の気持ちはどうでしょうか?
急にそんなの言われたら、嫌だ。悲しい。
そうだよね。園で働いている身としては、保育補助は子どものことをよく知っているかもしれません。でも保護者からしたら担任ではないんです。
保護者の方も一生懸命日々子育てをしています。
「うちの子どうですか?」と聞いてくる保護者もいると思います。
親としては子どもの園での様子が知りたいだけなので
マイナスイメージの事は言わないように「元気に遊んでいますよ!こんなことできましたよ!詳しいことは担任の先生に聞いてみてくださいね~」と園での楽しんでいる本当の様子を伝えるようにしましょう。
私も我が子のことは気になるので「どうですか?ちゃんとできてますか?」って聞く事もあります。
先生には「大丈夫ですよ」って言ってほしいだけなんです(笑)
安心したいだけなんです。
そこで「できていません」ってことを言われると、自分から聞いておいて少し落ち込みます。わがままな保護者ですね(^^;
園での様子や困っていることなどは、あなたが心配しなくても担任の先生が保護者の方に上手に伝えてくれるはずです。
また、ホウレンソウは大切なので保護者と子どものことを話す場面があったら、ちゃんと担任に報告してくださいね。
保育補助が保護者にでしゃばることはやめましょう。
どうしても保護者ともかかわりたい!と思うなら、あなたは担任の方が向いているかもしれません。
転職して、めいっぱい保護者との関わりも楽しんでください。
例3:歩くスピーカー系でしゃばり補助C
幼稚園・保育園だけでなく、どこの企業でもそうだと思いますが、内部の事を外にペラペラしゃべるのはよくないですね。
社会人としてよくないです。
それに子ども達の家庭の事情はデリケートな部分もあると思います。
園の中で知った情報を外部にもらすのは、絶対にダメです!
・友だちと行ったランチでペラペラ
・スーパーでばったり会った人とペラペラ
・バスの中でペラペラ
まわりに知った人がいなくても、周りにいる誰かはあなたのことを知っているかもしれません。
話の内容から特定できてしまうこともあります。世間は狭いです。
保護者のネットワークはとても早いので、いろんな保護者にすぐに伝わります。
「幼稚園にしか伝えてない内容なのに何で知ってるの?」ってことになります。
これはでしゃばりとは言わないかもしれないけど、他人に言わなくてもいいことをでしゃばって言うってことで「チームでしゃばり」に入れてください。
ペラペラしゃべってしまった責任はとても重いですよ。
例4:知りすぎた、でしゃばり補助D
担任が産休など様々な理由で途中から別の担任に代わることもあります。
保育補助はそのままなので「自分はこのクラスをよく知っている」と思ってもらいたいのかもしれませんが
担任の先生がかわっても保育補助は保育補助です。
担任の先生の指示にしたがいましょう。
担任の引継ぎの時に話はしていると思いますので、保育補助がでしゃばることはありません。
あの子は、こういう時はこうしないといけません
前はこうしていたんですけど。前まではできていたんですけど。
前の担任の先生が大好きで…
そんな情報はいりません。
ただ、それまでに過ごしてきた時間は新しい担任の先生より長いです。
担任の先生から今まではどのやり方だったかを聞かれたら、そこではじめて前のやり方を伝える程度にしてみましょう。
また、担任がかわって対応できていない子どもには、そっと手助けを!
保育補助は、そういう子どもの補助がスマートにできるとかっこいいです。
でしゃばらない保育補助の動き方
では、「チームでしゃばり」にならないように気を付ける事は何でしょうか。
保育補助は、自分の保育観は心の中にしまっておくことです。
「こうしたほうがいいのに」「このやり方だと、子どもが動きづらいのに」
と思う事は保育の中でたくさん出てくると思います。
さまざまな担任の先生と組む分、こうした方がいいのにという情報だけが増えていきます。
頭で考えるのと、実際に保育をするのは全く違います。
自分の保育観を保育補助は行動に出してはいけません。
自分の保育観をどうしても、押し付けたい人はぜひ担任をおすすめします!
色々なタイプの保育補助があると思いますが、しっかりと子どもの様子と担任の先生の様子を見ながら手が足りていないなと思うところにスッと入りましょう。
全体に背を向けるのではなく、全体にからだを向けておけば周りがよく見えます。
また、担任の先生の隣に立つのではなく離れたところ(対角線上など)に立ちましょう。
そして守秘義務これは、社会人として働かせてもらっている立場としては必ず守りましょうね!
ぺらぺらしゃべっていると
児童福祉法第18条の22
保育士は、正当な理由がなく、その業務に関して知りえた人の秘密を漏らしてはならない保育士でなくなった後でも同様である
引用:児童福祉法
そして、罰則は
守秘義務に反し、秘密を洩らした場合には、1年以下の懲役または50万円以下の罰金がかせられる。
引用:厚生労働省
それでも、ぺらぺらしゃべりますか?
おわりに
どうでしたか?
今回は、保育の現場にいるでしゃばりな行動をする保育補助について紹介しました。
今までの自分の行動は当てはまっていませんでしたか?
もし思い当たる行動をしていたなら、明日からの保育で少しずつ気を付けていきましょう。
今からでも間に合います。
保育の現場ででしゃばっていると、思わぬトラブルを自分が起こしてしまうことになってしまうかもしれません。
自分がトラブルを起こしてしまい自分が困るのは仕方がないですが園でトラブルが起きた時に困るのは、保護者・子ども・勤務園です。
自分だけの問題で終わらないので、気を付けた方がいいと思います。
きっとこれを読んでくださっている人は、自分のことを客観的に見る事が出来る人だとおもいます。
もしかして私ってでしゃばりかな?と思って検索してこちらの記事にたどり着いたんだと思います。
そういう気持ちがある人は、まだまだ成長していけます。
やっかいなのは、気が付かない人…
最後までご覧いただきありがとうございました☆彡
保護者から見たら、みんな同じ先生だけどなぁ。